ワークプレイスとは?

ワークプレイス研究「WORKPLACE STUDIES」は働くことを場所という観点から探ってみようという研究活動です。では、なぜ空間(=space)ではなく場所(=place)なのか?

現在、世間では盛んに働き方改革が叫ばれていますが、働く場所についての議論はあまり聞こえてきません。オフィスレイアウトやフリーアドレス、シェアオフィス、コワーキングオフィスなどの多種多様な新しい試み(=style)もその多くは建物内(=space)で完結していて、建物の外側(=place)との関係は希薄です。

一方、自分の住む場所にこだわる人は多くいますが、働く場所に無関心なのはなぜでしょうか?働くことと生活を分けずに一体的なものとして捉えると、働く場所は住む場所と同じくらい重要な要素だし、働く場所へのこだわりは前向きでかっこいい態度のように思えます。働くことを通して能動的に場所との関わりを深めていくと、働くことの中身自体が変わっていくような気がします。この研究は働くことと場所のポジティブな関係を丁寧に読み解き、その良好な関係から改めて働くことの意義を見つめ直し、場所の潜在的な可能性を明らかにすることを目的としています。

わたしたちはまず、魅力的なワークプレイスを開拓・実践している人達を探すことから始めました。研究メンバー全員が事例を持ち寄り、何度も話し合いながらいくつかのグループに整理し、最終的に6つの個人・グループの方々にインタビューを申し込んだところ、全員が快く引き受けて下さいました。インタビューの総括は建築家であり、古くからの友人でもある馬場正尊さんにお願いし、彼の主宰する事務所、openAへお邪魔して発表しました。みなさまの多大なるご協力に深くお礼を申し上げます。

さて、インタビューから見えてきたものは何でしょうか?

ワークプレイスという概念は新しい価値観を見出してくれるのでしょうか?

わたしたちはワークプレイス研究の発表の場として、誰もが簡単にアクセスできるウェブサイトを選びました。ひとりでも多くの方々にご覧頂き、議論の輪に参加頂きたいと考えたからです。みなさまからの感想やご意見などを心よりお待ちしています。

 

2019年3月

法政大学デザイン工学部建築学科

下吹越武人

 

WORKPLACE STUDIES Members

代表 下吹越武人

編集 飯田彩

 

吉田育未

熊谷浩紀

近藤有希子

万柳慧

 

葛西孝憲

川田優太郎

呉沛綺

 

畠山かおり

大江和希

大塚翔太

神山基

石捷倫

原裕美子

 

島田佑夏

沖山雄大

奥津明日香

桜本知佳

西牧菜々子

松島杏奈

 

photo: Prof saxx, wikipedia